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417 虐待された犬が子供の命を救った 2021年7月4日

愛犬を亡くし、ペットロス症候群で涙を流した皆さん(No.409「犬の死、泣いていいのです」)が、涙を浮かべてしまうオンライン記事を見つけました。タイトルは「飼い犬が赤ちゃんを攻撃?!」

原文は英語で、自動翻訳で日本語へ翻訳したようです。とてもたどたどしい日本語になっています。速読ではその日本語を理解するのが難しく、意味を考えながら、ゆっくりと読まなければなりません。それで、より強く胸が打たれてしまいます。たどたどしい表現が、時によっては大事なのだな、と妙に感心してしまいました。

オンライン記事にしてはやや長いので、要点を次に書きます。興味がある方は、写真付きの原文をお読みください。

17カ月令の娘を持つ女性が、娘のために犬を飼うことにした。犬がいると、子供が肉体的にも心理的にも健康に育つ、と言われているからだ。犬の命を救いたいと考え、シェルター(保護施設)から引き取ることにした。同じ理由で、私も保護犬だったモンタを引き取った(「ペットが命の重みを教えてくれる」)。女性は、おとなしくやさしそうに見えた大型犬のドーベルマンを選んだ。引き取った日から、犬と娘は一緒に遊んだり寝たりした。
4日後に事件が起こった。
庭の少し離れたところで娘と犬が遊んでいるのを、夫婦が見ていた。それまでやさしかった犬が、突然に攻撃的になった。娘を脚でたたいて横へ飛ばした。おむつをくわえ、前後に振って娘を放り投げた。驚いた夫婦は、あわてて娘を犬から引き離した。そして見た。草の間を遠ざかっていく蛇の姿を。猛毒の蛇にかまれた犬は、地面にどっと倒れマヒ状態になった。とても悲しそうに細く鳴いた。夫婦は犬の命を救うために、全力をあげることになった。そのおかげで犬は九死に一生を得た。

シェルターに入れられたとき、犬はやせ細り肋骨が折れていました。虐待されていたのです。人間から暴力を受けると、人間に敵愾心を燃やす可能性があります。けれども、虐待されたにもかかわらず、自分を愛する人間を受け入れる気持ちは、失っていなかったようです。引き取られてからわずか4日後、この短い間に与えてくれた愛に応え、自分の命を投げ出して子供の命を守る行動に出たのです。

以上は、オーストラリアで実際にあった話です。オーストラリアには猛毒を持つ蛇がいるので、旅行中は注意してください。特に、郊外にある、草が生い茂った公園では油断をしないでください。

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ラッキーの友達の中に、保健所で保護されていた犬がいました。この犬は、人間に対しては敵意を示さなかったのですが、他の犬が近づくことを完全に拒否しました(「犬たちの愉快な交遊録」)。例外は、ラッキーともう1頭だけでした。保護される前に、他の犬との間でトラウマが生じる環境にいたのだと思います(例えば、悪徳ブリーダーの過密飼育)。

416 結果として生物兵器になった新型コロナウイルス 2021年6月17日

バイデン大統領が、今までの倍の努力をして、新型コロナウイルスの発生源調査をするようにと、情報機関に指示しました(5月26日)。調査期間は3か月とされています。ここに至るまでの伏線をおさらいします。

武漢ウイルス研究所は、遺伝子の機能を増強させる研究を行っていて、コウモリのウイルスを人工的に造り替える実験をしていた(機能獲得実験)。米疾病対策センターの前ディレクターによると、感染能が高まったコロナウイルスが、2019年の9月か10月に、武漢ウイルス研究所の研究員に感染。米情報当局者が、武漢ウイルス研究所の3人の所員が、2019年11月に入院した、と述べた。WHOの専門家チームが2021年1月に武漢に入り、中国当局の監視下で調査を行ない、「研究所から流出した可能性は最も低い」と結論した。米スクリプス研究所の研究者が、問題のウイルスのゲノムの変異は、自然変異によるものとは思わない、という内容のメールを、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長に送った(2020年1月31日)。WHOのテドロス事務局長が、研究所流出説を排除するにはさらなる調査が必要、と述べた(2021年3月)。
今年に入ってから、世界各地の20数人のアマチュアの「探偵」が、インターネット上の膨大な情報をかき分け、断片的な情報をつなぎ合わせている。このグループの名前はDRASTICで、ウイルス研究者も含まれる。分かったこと。武漢ウイルス研究所のデータベースの多くが削除されている。公表された報告書から虚偽が多数発見された。武漢ウイルス研究所は、コウモリ由来のコロナウイルスを長年研究してきたが、安全管理はお粗末で、流出の可能性が常にあった。新型コロナの発生源とされた、武漢の海鮮市場で最初の集団感染が起きるよりも何週間も前に、研究所で既に感染者が発生していた。

海鮮市場でコウモリから人へ感染したならば、不可抗力の側面があり、感染の詳細が明らかになることを、中国政府が怖がる必要はありません。そもそも、中国政府がこの感染の可能性を認めています。しかし、状況証拠は、中国政府が真実を隠していることを示唆しています。

2020年初頭に、米疾病対策センターが、ウイルス研究者を中国へ派遣し、中国の感染対策に協力することを提案。中国政府は、この提案を完全に拒否。2020年4月に、オーストラリアのモリソン首相が、コロナウイルス感染源の独立調査団派遣を申し出ました。世界中の専門家による感染源調査の提案は、至極当然のように思われました。ところが、オーストラリアの提案は、中国政府の激しい反発に会ったのです。

中国政府は、 オーストラリアからの輸入品に高関税をかけたり、輸入を停止するという、信じられないような報復を行ないました。 対象品目は、 石炭、大麦、銅鉱石・精鉱、砂糖、木材、ワイン、ロブスターなど、多種に渡ります。パンデミックを起こしたウイルスの起源調査要請に、このように激しく反応すること自体が、他国に知られたくない秘密を持っていることを、強く示唆しています。

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遺伝子解析装置やDNA合成装置が、世界の研究所で普通に使われています。ウイルスの病原性を高めて生物兵器にすることは、難しいことではありません。コロナウイルスによる死者は、世界で約380万人なのに対して、中国では約5000人に過ぎません。もしも、中国が意図的に強病原性のコロナウイルスを開発し、世界に拡散させたならば、有効な生物兵器の開発に成功したことになります。

この事例から学んだ国が、他のウイルスを生物兵器として開発する可能性があります。そのような意図をくじくためにも、武漢での発生源調査が厳密に行われなければなりません。生物兵器の開発は、理に合わないことを明確にする必要があります。
新型コロナウイルスの感染が偶発的だったならば、この調査は、中国に対する余計な疑いを晴らすことにつながります。すなわち、中国にとってもプラスになる。

415 できることをやらない医師会 2021年6月8日

日本医師会の中川会長、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長、そしてテレビに顔を出している医師の多くの発言が、無責任すぎます。

国民の半数がワクチン接種をすれば、コロナ感染が終焉に向かうことは、イギリス、イスラエル、アメリカなどの事例から明確になりました。これは、私が2020年6月に「ウイルス免疫誘導のダイナミズム 」で指摘した通りの結果です。

日本の病院にはベッドがとても多いにもかかわらず、コロナでベッドが逼迫する理由は、2017年7月に書いた「教育と医療の重大な欠陥 」で述べた通りです。医療保険によって支えられている病院が、国民の医療に貢献するのは当然です。けれども、医師会の関心が既得権益を守ることにあるために、分かりきった改革を今までやることがありませんでした。その結果、コロナ渦で必要以上の不安を日本人に与えています。

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ここでは、ある程度の時間がかかる医療制度の改革には触れません。医師会が、今すぐできるのにやらない問題に触れます。

遅ればせながら、日本は必要量のワクチンの確保ができるようになりました。4日には、124万回分のアストラゼネカワクチンを、台湾へ無償提供したほどです。けれども、ワクチンが十分量あるにもかかわらず、ワクチン接種が加速しているとは言えない現状があります。

ワクチンを接種する医師が不足しているのが、主要な原因です。中川会長が、医師会の既得権益を守るために、医師以外の職業の人がワクチン接種をすることに反対していました。状況が状況なので、さすがに医師以外の人も、接種することが認められるようになりました。ワクチン接種は採血よりもずっと簡単です。医師だけではなく、看護師、救急救命士、歯科医師、獣医師、薬剤師、医学部・歯学部・獣医学部・看護学部・薬学部の学生にもできます。

今、やるべきこと。中川会長、尾身会長やテレビのコメンテーターである医師が、全国の医師にワクチン接種に協力することを呼びかけてはどうですか?感染者や重傷者を減少させることが、ベッド逼迫の最良の対策になることは小学生にも分かります。感染拡大を止めるためにワクチン接種が有効であることは、今や世界中の人が知っています。

日本の重症者と死者をこれ以上増やさないだけでなく、オリンピックを安全に開催するために、日本中の医師がボランティアでワクチン接種をしてはどうですか?今やれば、まだオリンピックに間に合います。経済効果を考慮すると、追い詰められた観光業者などがどれほど助かることか....。中川会長、尾身会長、そしてテレビでコメントする医師が、上のアピールをしなければならない。
中川会長や尾身会長が、率先してワクチン接種を行ってはどうですか?中川会長や尾身会長がおっしゃるように、日本は「緊急事態」にあるのですよ。行動を起こしてください。

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